65歳超雇用推進助成金(65歳超継続雇用促進コース)について分かりやすく解説していきます。おすすめの助成金なので要チェック。

定年を引き上げるともらえる助成金

一言で表すと、「定年を引き上げるともらえる助成金」です。

詳しいカエル
最近政府が「70歳まで働ける世の中にしたい!」と言っとるな。

めんどウサギ
ええ・・・ぼくは50で退職してタイのリゾートで暮らしたい。

 

定年の年齢って知っていますが?実は、定年の年齢は●歳!と決まっているワケではありません。法律では最低60歳と、下限値のみ決められています。別に65歳にしてもいいし、80歳にしてもOKです。

詳しいカエル
今回の助成金は、定年を65歳以上にすることでもらえるのじゃ。

めんどウサギ
65歳でも、80歳でも助成金は同じ金額なの?

詳しいカエル
延ばすほど金額は増えるのじゃ。支給額のところで表を載せておくから見るのじゃ。

 

日本は少子高齢化ですよね。労働人口が今後もますます減ってきます。そんな中で、国が生産性を向上させていくためには労働人口の確保が必要。「せめて今いる人に長く働いてもらおう」というワケです。

平成30年9月16日の新聞で、70歳以上の人の割合が初めて2割を超えたという記事が出てます。いよいよヤバいですね。

詳しいカエル
法律で決められている定年の下限値も、今後おそらく引き上げられるじゃろう。今のうちに助成金を活用しておくのはアリじゃ。
定年を65歳以上に引き上げるだけじゃなくて、定年制度を廃止したり、継続雇用制度を導入しても助成金がもらえます。

65歳超雇用推進助成金(65歳超継続雇用促進コース)ってこんな助成金

  • 定年を65歳以上に引き上げたらもらえる
  • 定年制度の廃止・継続雇用制度の導入でもらえる
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もらうための条件は?

対象になる事業主(会社)

まず大前提として、どんな助成金でも共通の要件をおさえておきましょう。

参考雇用関係助成金の共通の条件とは

他にはもらうための条件が3つあります。どんな会社がもらえるのか、1つずつ見ていきましょう。

17つから1つ選んで実施する

65歳超継続雇用促進コースの助成金をもらうためには、定年を延ばすだけではなくて次の7つから1つ選んで実施しなければいけません。ルールをそのまんま引用します。

1.職業能力の開発および向上のための教育訓練の実施等
2.作業施設・方法の改善
3.健康管理、安全衛生の配慮
4.職域の拡大
5.知識、経験等を活用できる配置、処遇の推進
6.賃金体系の見直し
7.勤務時間制度の弾力化

65歳超雇用推進助成金パンフレット(厚生労働省)

 

めんどウサギ
1つすればいいのは分かったけど、選ぶ基準が分かんねえ。

詳しいカエル
何でもOKじゃ。例えば2を選んで65歳以上でも安全に作業できるような備品を揃えたり、3を選んで法定外の健康診断を実施でもOKじゃ。

 

実際に働く人が65歳以上になったときに、役立ちそうなものを選んでおけばベストです。

2経費を負担していること

定年の引き上げにあたって必要な経費を会社が負担することが必要です。就業規則の変更を社労士さんにお願いすることが無難でしょう。実績があるコンサルタントへの相談費用も対象になります。ちなみに筆者に相談もOKです。(お金はいりませんが、就業規則を変えてくれる社労士さんは紹介できます。)

 

詳しいカエル
負担したことが分かる書類は提出できるように保管しておくのじゃ。

めんどウサギ
分かった。すぐ捨てる癖をどうにかしないとなあ。

3支給申請の時点で60歳以上の人がいること

これは重要。1年以上働いている、60歳以上の雇用保険被保険者(雇用保険に入ってる人)がいないとこの助成金はもらえません。

詳しいカエル
正社員か、継続雇用制度で働いている人ならOKじゃ。

 

短期雇用特例被保険者や、日雇労働日保険者として働いている人はNGです。

 

めんどウサギ
まあ正社員なら問題ないってことね。

もらうための条件

  • 7つの中から1つ選んで実施すること
  • 経費を会社が負担すること
  • 60歳以上の人が実際に働いていること

いくらもらえるの?(支給額)

めんどウサギ
よっ!待ってました!

 

2パターンか載せます。まず初めに、定年を引き上げた場合と廃止した場合。

定年を65歳にした場合と、66歳にした場合で少し受給額が変わります。「支給申請の時点で何人60歳以上の人がいるか」によっても金額が結構変わります。

あとは定年を廃止した場合ですね。

引上げ年齢 定年65歳 定年66歳以上 定年廃止
60歳以上

被保険者数

65歳未満 65歳 65歳未満 65歳以上
1~2人 10万円 15万円 15万円 20万円 20万円
3~9人 25万円 100万円 30万円 120万円 120万円
10人以上 30万円 150万円 35万円 160万円 160万円

 

お金モッシュうさぎ
3人いたら、定年を65歳にすると100万円!でも定年引き上げたら人件費かかるくね?

詳しいカエル
そういう意見もあるが、100万円もらって労働力を確保できるという見方もできるぞい。

 

次に、継続雇用制度を導入した場合。

延長年齢 66~69歳 70歳以上
60歳以上

被保険者数

64歳未満 64歳 65歳未満 65歳以上
1~2人 5万円 10万円 10万円 15万円
3~9人 15万円 60万円 20万円 80万円
10人以上 20万円 80万円 25万円 100万円

 

定年制度もそうですが、継続雇用制度は希望者全員が対象になります。

めんどウサギ
そもそも継続雇用制度って何なの?「正社員で引き続き働けるよ」ってヤツ?

詳しいカエル
その通りじゃ。勤務延長制度とも言われておる。継続雇用制度にはもう1つ種類があって「一回退職して、再雇用する」という再雇用制度ってヤツじゃ。

支給額

  • 10万円~160万円

ざっくりまとめ

65歳超雇用推進助成金(65歳超継続雇用促進コース)について解説しました。これから定年の下限値はどんどん上がっていくことが予想されます。それに加えて人材不足に頭を抱えている社長さんも多いのではないでしょうか。最近では「退職した後も働きたい!」という人も増えてきています。(筆者はできるなら早くリタイアしたいですが。)

この「65歳超継続雇用促進コースを申請したいんだけど!」と、社長さんから相談を受けることもちらほらあります。おすすめの助成金なので、是非活用してみましょう。

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