各雇用関係の助成金をもらうためには共通の条件があります。厚生労働省が出している資料で「各雇用関係助成金に共通の要件等」というものがありますが、今回はこの内容を噛み砕いていきます。

助成金をもらえる人(受給できる事業主)

めんどウサギ
条件って何だか厳しそう。

詳しいカエル
いや、超イージーじゃ。当たり前のことをしていればOKじゃ。
助成金をもらうためには、3つの条件があります。ほとんどの会社がクリアできるような内容になっているのでご安心を。

1会社として雇用保険に入っていること

雇用保険に入っている会社がほとんどだと思います。実際は、入っていない会社も結構多いです。個人や小人数の会社を経営している場合や、小さな店舗を経営している場合などですね。

雇用保険に入っていればもちろん問題ありませんが、入っていない場合、「それ、違法ですよ!」と言われる場合があります。念のためチェックしておきましょう。

雇用保険に入らないといけない場合
  • 31日以上雇う予定の人がいる場合
  • 決められた労働時間が1週間で20時間以上の場合

詳しいカエル
上の1.2の両方に当てはまる人を雇っている場合、雇用保険に入らないとだめじゃ。バイトやパートさんでもじゃ。

もし雇用保険に入っていない場合、助成金はもらえません。助成金の申請をするときに雇用保険に入っていることを証明する書類を提出するルールになっています。ちなみに「雇用保険適用事業所設置届」という書類。

めんどウサギ
12文字熟語なんて初めて見た。

2国の審査に協力すること

めんどウサギ
助成金の審査って誰がするの?

詳しいカエル
労働局やハローワーク(公共職業安定所)じゃ。公務員の人じゃよ。

めんどウサギ
審査って何されるの?怖い面接官に尋問されるの?歯を抜かれるの?

詳しいカエル
基本的には提出された書類に不備が無いかどうか確認されるだけじゃ。必要に応じて電話で申請の内容について確認されたり、少ないが実際に会社の様子を見に来る場合もある。
「審査に協力する」と言っても、普通に手続きを進めていれば何の問題もありません。厚生労働省が決めている3つのルールがあります。
  1. 書類をちゃんと準備して保管していること
  2. 労働局から「追加でこの書類も出して!」と言われたら従うこと
  3. 労働局の人の見回り調査を受け入れること

申請で提出した書類は5年間保存するルールになっています。間違えてシュレッダーかけないようにしましょう。申請先の担当者から色々聞かれたときには、拒否せずに笑顔で対応しましょう。

3決められたスケジュール内に申請をすること

これは最も重要ですね。各助成金のコース(種類)ごとに「いつまでに、何をしないといけないか」というのが決められています。

せっかく申請した助成金がもらえなくなる理由のほとんどは、決められたスケジュールを守れていないから、というところにあります。そもそもちゃんとスケジュールを把握していなかったり、忘れていたり、間違えたりしてしまうのが原因です。

めんどウサギ
書類を提出するだけでしょ?余裕っしょ。

詳しいカエル
「この助成金使いたい!」という申請をするだけじゃなくて、「条件クリアしたから助成金振り込んでくれ!」という支給申請も必要じゃ。支給申請の受付期間、会社側で条件をクリアさせるタイミング(研修の実施など)、他にも就業規則を変更する必要がある場合はそのタイミングが助成金ごとに決められているから要注意じゃ。

めんどウサギ
まあルール通りに申請してねってことだね。
各助成金の条件、申請手続きの方法やスケジュールについては別の記事で詳しく解説していきます。
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助成金をもらえない人(受給できない事業主 )

詳しいカエル
今度は逆に、助成金をもらえない場合について見ていくぞい。

1不正をした場合

これは当たり前。書類を改ざんしたり、嘘の申請をしてはいけません。過去に助成金の不正で前科がある場合には、不正をしてから約3年間はどんな助成金ももらえません。

めんどウサギ
不正、ダメ、ゼッタイ。

2労働保険料をちゃんと払っていない場合

マメ知識ですが、労働保険とは「雇用保険+労災保険」のこと。雇用保険は会社と働いている人がそれぞれ負担していますが、労災保険は全額会社負担。

計算方法は雇用保険と同じで「雇っている人1人あたりの年間の給料(賃金)×○%」。○の中身は業種によって変わります。

めんどウサギ
よく分からんけど払っとかないとダメなんだね。払い忘れてたらどうなるの?

詳しいカエル
支給申請日から2ヶ月経ってしまう前にまとめて払えばOKじゃ。過ぎたらアウト。申請先に事前に相談しておくのじゃ。

3違法なことをしていた場合

違法といっても、会社で大麻育ててるとかそんなレベルの話ではありません。たまにあるのは「労働基準法に知らないうちに違反してた!」というケース。最低賃金を下回ってないか、残業代をちゃんと払ってるか、休業手当をちゃんと払っているかなど、注意が必要です。

めんどウサギ
うちの会社は大丈夫。(白目)

 

違反があったかどうかチェックされる期間は1年間。例えば今年の9月2日に支給申請をする場合、去年の9月1日~今年の9月1日の間が対象になります。

4夜のお店を経営している場合

キーワードは「接待」です。接待が含まれているようなお店を経営していたら、基本的には助成金がもらえません。もちろん例外もあるので、助成金を活用したい場合は事前に労働局に確認しておきましょう。

詳しいカエル
ワシも接待されたい。

めんどウサギ
ごめん、カエルは無理。

5暴力団と関わりがある場合

社長や役員が、あちらの世界の方と関わりがあればアウトです。

6そもそも暴力団が会社を経営してる場合

社長や役員が、あちらの世界の団体に入っていてもアウトです。

詳しいカエル
ここはノーコメントでやり過ごすのじゃ・・・

7助成金を受け取るときに倒産していた場合

審査に通っていても、支給申請日・支給決定日の時点で倒産していればもらえません。

8不正をしたら名前をバラされることに同意していない場合

普通にしていれば大丈夫なので、同意しておきましょう。

めんどウサギ
助成金の条件って言っても大したことないな!うちの会社は助成金もらえそう。

詳しいカエル
その通り。ルール通りに申請するだけじゃ。

ざっくりまとめ

助成金に共通する「条件」と聞くと身構えてしまいますが、どれも基本的なことだらけです。念のためチェックした上で、各助成金の詳しい内容を見ていきましょう。

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